盗聴器や盗撮カメラなどの機材は、専門店に足を運んで購入しなくとも、通信販売やネットオークションなどでも簡単に手に入る時代です。また、設置方法も簡単で、素人が自由自在に扱えるものです。人間が健康であっても健康診断を受ける事と同様に情報漏洩のトラブル類を未然に防ぐ為にも盗聴器の有無の点検を実施する事をお勧めします。特に最近では、住宅等を購入された方やマンションやテナントへの入居時に盗聴器発見調査を依頼される方も多くなっております。空き巣やストーカーやイタズラ問題などの不審な事があった場合にも念の為に調査をご依頼される方も多いといえます。盗聴器発見調査は、盗聴探査などと呼ばれる場合もあります。

盗聴器発見調査アドバイス
@室内、室外に不審な物が置かれていないかチェックしましょう。自分が買った覚えの無い物がいつの間にか置いてあるって事はありませんか?盗聴器は、特に大量に生産されて出回っているモノのほとんどは、あまり電波が遠くまで飛ばない事が多く、設置場所から案外近い場所で、車を止めて車内で聞いていたりする事も多いといえますので、近くに不審な車両やバイクが止まっていないか、また不審者がウロウロしていないかなどを注意深く見る事も大事だといえます。弊社の調査担当者の場合には、長年の調査業務において身に付いた経験というのでしょうが「盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられる場所」というものが自然と身についており、盗聴器等が仕掛けられていた場合には、一般の方には分からない場所でも簡単に分かる事も多いと言えます。
A盗聴器でメジャーな物といえば、下部の盗聴器発見調査で発見される盗聴器の例の写真の中央及び左上に写っている、通称「ブラックボックス」等と呼ばれている黒い四角い箱型のタイプのものと、その左下に写っている皆さんが良く見かける三つ穴のソケットに偽装させた盗聴器です。ブラックボックスタイプは、ほとんどが電池式なので、電池交換が必要ですが、三つ穴ソケットタイプなどは、コンセントに差し込まれていると盗聴器が故障でもしない限り、半永久的に電波を飛ばし続けると言われています。
B偽装したタイプの盗聴器は、簡単に市販されている物を挙げても、上記の三つ穴ソケット、延長コード型タップ、電卓、目覚まし時計、折り畳み傘、ボールペン、万年筆、ペン型ライト、パソコンのマウス、プリンターケーブル、犬の置物、手帳、キーホルダー、カード、電話の保安器内のヒューズ、電話の中継コネクターなどがあり、例えば電卓なら電卓の機能が普通に使えるので、見た目では、判断しづらいといえます。
C盗聴器の周波数は、各地での盗聴発見のデータでは、様々な周波数で発見されていますが、一般的によく市販されている盗聴器や割と多く発見される周波数では、下記の周波数を使っている事が多いです。
UHF帯・398.605MHz、399.455MHz、399.030MHz、320.235MHz、320.675MHz、321.135MHz、399.450MHz、399.250MHz、400.000MHz、398.640MHz、397.250MHz、361.825MHz、399.605MHz。
VHF帯・139.970MHz、140.000MHz、139.940MHz、139.960MHz、134.940MHz、134.900MHz、134.000MHz、149.000MHz。
D盗聴器が仕掛けられている可能性の高い場所は、コンセント、モジュラー、エアコン周辺、机の裏、鴨居、ベッド周辺、通風口、換気口、天井の照明器具付近、壁掛時計、スタンド、額縁、カーテンレール、椅子、たんす、本棚、食器棚、ゴミ箱、配管周辺、置物、電話機、保安器、ドアポスト、ブレーカーボックス、天井裏、換気扇、玄関照明付近、観葉植物周辺、傘立て、ロッカーなどを注意して確認すると良いでしょう。また、一般の家庭では、リビング、寝室、ダイニングなどの部屋に多く。会社や事務所では、役員室、会議室、応接室などや電話回線に仕掛けられている事が多いと言えます。
E何故仕掛けられているのか?誰が設置したのか?これまでの多い例を挙げますと、異性とのトラブル(恋人間、夫婦間、元恋人、元夫婦)、隣人及び近隣とのトラブル、ストーカーとのトラブル、空き巣、中古住宅や賃貸マンションの前の住人などが設置している事もあるようです。状況を探る為や好奇心からといった理由で仕掛けられるものがほとんどです。会社や事務所の場合には、競合他社の動向を探りたい、商取引の絡みで相手方を盗聴したいなどの理由で社外の者が仕掛けるケースや社員や役員の動向が知りたいといった理由から社内の人間が仕掛けるケースなどもあります。
F盗聴波(盗聴電波)を調べるには、盗聴波を察知するとブザーやランプで知らせたりする安価なキーホルダータイプの物なども多く出回っているようですが、盗聴波にも反応しない粗悪なものは別として、逆に色々な電波に過剰に反応しすぎる物まで出回っているようですので注意が必要です。一般の家庭や会社などで、ごく普通に使われている電化製品などにも反応してしまう物などもあるようです。やはり、簡単な盗聴発見でお勧めなのは、電波をサーチして、盗聴波を発見するとその周波数の音声が聞けるタイプのものが良いと思います。また、マルチバンドレシーバーやワイドバンドレシーバーなどの名称で市販されている受信機なども、近年よく受信されている盗聴器の周波数がインプットされていて、簡単に操作できるものがあります。そのようなものを使用して一度ご自身で調べて見てはいかがでしょうか?それでも不安な時はプロ(盗聴器発見調査を取り扱っている探偵・興信所・調査会社)に任せる事も一つの選択肢だと言えるのでは無いでしょうか。
盗聴器発見調査で発見される盗聴器の例
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